2020/06/04
IoTの進化はめざましいものがあります。
IoTにより、10年後には人からIoTにとって変わられる仕事が多数出るだろうと言われています。
例えば、自動運転の技術進化により、鉄道やバス、タクシーの運転手が大幅に削減されるとか、スーパーやコンビニのレジ打ち、ホテルのフロント係、塗装工事関係など。
そのなかに、経理や会計の仕事も挙げられています。
HEBOも経理屋なので、ドキッとしましたね。
経理や会計の仕事が果たして人間からIoTにとって変わられてしまうのでしょうか?
目次
IoTに経理業務は奪われてしまうのか考えてみる
経理業務はいずれコンピュータの進化によりはなくなる、とは、以前から言われてきたことです。
会計大将や弥生会計、勘定奉行などの会計システムの機能が年々向上してきたことで経理業務はいずれ人の手から離れる、と言われ続けてきました。
必要な帳票は自動で作成できるので、コストや人件費の削減などに貢献してきました。
しかし、そうなった今でも、経理業務が存在しない会社はないはずです。
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IoTが進化しても人が経理業務を行っている理由
経理業務のなかで、データ入力などの単純な作業はA、いずれIoTにとって変わられる可能性があると考えます。
近い将来、伝票など作成しなくても、請求書や領収書を自動的に読み込んでデータ化してしまうでしょう。
しかし、経理業務は、そのような単純な作業だけではありません。
IoTは疑問を持つことがない
IoT、今現在では、考えながら仕事をすることができません。
システムに記憶された仕事だけを高速に処理します。
この処理で正しいのか?などと疑問を持つこともなく、命令された事を高速に処理していくだけです。
IoTは経理業務のPDCAを回すことはできない
経理業務上の更なる効率化や課題抽出、また、その課題に対する対策について、IoTは対応することができません。
経理や会計の業務は、業務効率化や改善を強く求められる組織です。
人の知恵や意見などにより業務のPDCAを回していくことになります。
IoTの進化のなかで必要な経理屋になるためにすべきこと
経理業務を行っている人や、今後、経理業務をやってみたいと考えている人は、IoTが進化しているのに経理業務を選んで、この先失業しないのか?と不安になるのも無理はありません。HEBOも少々悩むことはあります。
それでは、IoT時代で経理業務で生き残るには何をすべきでしょうか?
それは、会社の経営運営に必要不可欠な「管理会計」に精通していくことです。
管理会計とは、マネジメント会計ともいい、
会社の会計情報を、経営の意思決定や組織の業績測定・業績評価が分かるように、組み立てなおして「見える化」し、役立てることを目的としています。
財務情報を、会社の経営判断ができる管理会計に組み立てなおすことはIoTでは難しいといわれています。
また、管理会計は、基本的なフォーマットはありますが、会社のそのときの経営状況に応じた分析を行う必要があるため、臨機応変に会計情報を組み立て直していくことが求められます。
これが的確にできるようになると、会社の中枢機能である経営企画部などへの異動もありえるようになります。
HEBOも、管理会計を猛勉強して、会社運営に必要な情報を提示ようになったら、経理部から経営企画部に異動させられました。
本当は経理部が大好きなので、悲しかったですが・・・
まとめ
IoTの進化そのものは、いろいろと便利になり、安全になり、効率化が図られるので大歓迎です。
自分自身のスキル・ノウハウを
昨日よりも今日
今日よりも明日
と向上させて、IoTと上手に共存いきたいものです。