2020HEBOフレフレヒーボー

両親と兄の介護に追われる経理部サラリーマンがアフィリエイトとアドセンスに挑戦します!

利益で重要なものは実は粗利益

time 2017/10/08

利益で重要なものは実は粗利益

sponsored link

稼ぐブログに育てる 29日目(2017年9月30日)

一般的に、経営者というのは営業利益を重視するものです。

あなたの会社の経営陣どうでしょう?





報告書類にしても売上原価と販管費を合算し「営業費用」という科目として表示することが多いかと思います。

 

経営陣は、営業活動からきちんと利益を出している事を株主や債権者に説明する必要があるため、何としてでも営業利益を黒字としたいのです。

 

また、株式を多く保有する企業なら、後述する「経常利益」を営業利益的に扱うことがあります。

一方、金融機関は経常利益を重視します。

融資を申し込んだとき、銀行の融資担当者から、「経常利益はどれくらい出てますか?」と聞かれた方も多いのではないかと思います。

 

金融機関としては、企業が経常的な事業活動から安定した利益を出せないと、融資の返済が滞ることになるわけですから、当然ですね。

 

このように、「営業利益」や「経常利益」は外部から注目される利益なため、経営陣も神経を尖らせるのですが、売上総利益、即ち「粗利」については、製造業の会社以外では、議論の場に出てくる事が少ないのではないでしょうか?

経理的な専門職で活躍する方は、私と同じ考えをお持ちではないか、と勝手に推測しますが、私としては、この「粗利」こそ一番重視すべき利益であると考えます。

 

 

そして、単に粗利益の額にこだわるだけではなく、粗利益率をプロジェクト(現場)毎にきちんと管理する、これが重要です。

 

企業が目標設定する粗利益率は、業種によって異なりますが、直接原価以外の科目についても原価に含める経理方法を採用する企業なら20%位を確保しようとするのではないでしょうか。

 

直接原価だけを原価とする経理方法を採用しているなら、30%は確保

しようと考えているでしょう。

 

こうして、固定費を上回るだけの粗利益を産み出すには、どれだけ受注しなければならないか、逆算していくのです。

例を挙げると

・固定費は年間10億

 

・粗利益率は20%

 

・粗利益は固定費分10億に加え、利益(所得)に対し課される税金分も確保しなければなりません。

有利子負債があるなら、その支払利息分も確保する必要があります。

 

ここでは、税額を4億、支払利息はゼロとします。

 

・そうなると、粗利益は10億+4億=14億必要ということになります。

 

・粗利益14億を産み出す売上は

14億÷20%=70億

 

・企業の事業計画としては、年度内に売上計上できる受注を70億以上獲得することを設定しないといけませんね。

 

  • 上記の考え方をできる経営者は製造業、建設業に多くいらっしゃいますが、サービス業ではあまりお会いしたことがありません。


 

最も設定しやくすく、かつ重要性の高い「粗利益」について、経理部門から経営陣に対し、注視する必要性について説明してほしいと思います。

sponsored link

down

コメントする




スピリチュアル

こんにちは!HEBOです

HEBO

HEBO

会計事務所→IT系ベンチャー企業→IT系大企業と天職を重ね一応転職は成功したHEBOが、両親と兄の介護をしながらお金を稼ぐブログ作りに挑戦します!

アーカイブ